野口健司 のぐち けんじ
生没年:1843-1863 出身:常陸国水戸
天保14年、水戸で生まれる。
百合元昇三のもとで神道無念流を学び、目録を得た。永倉新八と同門である。
その後、脱藩する。
文久3(1863)年、芹沢鴨、新見錦、平山五郎らと共に浪士組に参加し、水戸派として行動を共にした。
近藤派による芹沢、平山襲撃の際には、角屋に残っており、難を逃れた。
格下扱いで、暗殺の対象にされていなかったようである。
以後も同門の永倉新八に目を掛けられ新選組副長助勤として働いた。
同年12月27日、前川荘司方で、安藤早太郎の介錯のもと切腹した。
享年21歳。
切腹理由は謎のままである。